「少年が、少女に『好きだ』というとき、彼は、うわずった声、ぎこちない仕草などが伝えるメッセージを、むりやり言葉にしている。少女も、まともな感覚をもっているなら、言葉よりも、それに付随する象徴的な意味を感じとるだろう」と(『精神の生態学』)。
キネシクスは、人間だけでなく動物にも見られます。イヌも悲しそうな顔をしますし、ネコも怒った声を出します。しかし、人間の表情、声色にくらべるなら、精密さを欠いています。
おそらく、この数千年の間、言語を用いたコミュニケーションが進化するとともに、人間のキネシクスを用いるコミュニケーションの方法も進化したのでしょう。