総合トップ | ENGLISH | CHINESE | ケータイサイト | お問い合わせ
教育コラム 2009. 04. special version
 
  Less Teaching, More Learning
 
   2009年度の本校の重点目標の一つとして、「授業改善」をかかげました。
 「授業改善」は、子どもたちの学力をさらに深く豊かにするために、授業全体を細部にわたり見なおし、よりよいものに変える試みです。
 今年度からしばらくの間、「授業改善」のテーマは Less Teaching, More Learning です(略称 LTML)。
   
   この言葉は、アメリカ、カナダなどの英語圏の教育界で、しばしば使われる標語です。
 考え方そのものは、Learning by doing というデューイの教育思想に由来しています。

 

 Less Teaching といっても、「教えないでほっておく」のではありません。
 むしろ、先生の仕事は、これまで以上に高度なもの、入念なものになります。

   
   たとえば、先生は「学びの情況」をセッティングしていきます。子どもたちが思わず身を乗り出して興味を示す環境をつくります。
 また、「リソース」を暗示します。本、ビデオ、サイト、談話など、メディアの種類にかかわらず、学びの対象にかかわるものを、幅広く用意します。
 先生は、こうした下準備をして、子どもたちを「探究」に向かわせます。
 探究とは、自分からすすんで、また仲間と協力し、自然の本質、知識・社会の構造、人間の存在に迫っていくことです。
 そのプロセスで大切なことは、自分の経験を踏まえつつ、自分の考え方をふりかえり、自分の考え方を刷新していくことです。
 そのために必要なものが問題解決の方法であり、論理です。
 論理とは、Aというできごとがおこると、Bというできごとがおこるという、因果律です。
 こうした探究は、経験から論理を導きだすことにとどまることなく、それを活用し、それをわかりやすく表現することへと、つながっています。
   
   Less Teaching のTeachingは、学ぶべきものを言葉にしてただ語るような教授行為です。これでは、本当の学力は身につきません。
 あらたに必要とされるTeachingは、学びを誘発・支援し、学びを高度化する教育活動です。
 そのいみで、Less Teaching, More Learning は、More Facilitating, More Learning です。
   
(校長 田中智志)
 
 
| サイトご利用にあたって | プライバシーポリシー | サイトマップ | アクセスマップ | キャンパスマップ |