学習カリキュラムセンター

より優れた教育実践を考案・開発する研究組織が付帯しています

本校の教育実践をたえずふりかえり、より優れた教育実践を考案・開発するための、本校付帯の研究組織が「学習カリキュラムセンター」です。
本校教員や山梨学院短期大学の教員が常任研究員として活動するほか、センター長を本校初代校長であり、現在は本校教育顧問である田中智志東京大学大学院教育学研究科教授が務め、客員研究員として第一線の著名な教育研究者を招聘して最新の教育理論を取り入れています。研究の成果は、ホームページや出版物で内外に公表しています。

出版物

2021年8月
「英語オリジナルテキスト PORTAL」
(刊行 山梨学院小学校)

開校当初より英語の授業で実践していた内容を数年かけて精選し、このたび、“山梨学院小学校 英語オリジナルテキスト”として刊行されました。
このテキストが、子どもたちの英語力のさらなる向上につながれば幸いです。


2020年7月
「ICT教育実践集」
(山内紀幸 編著 瀬端淳一郎・樫原伸介 編集協力 山梨学院小学校)

本校では、様々なICT機器を活用した授業やプロジェクト型学習を実践してきました。教育現場でICT機器を使うことが当たり前となった今、“ICT機器に、どのような教育的価値があるのか”という、本質的な問いを続け、そこから導き出した実践を集めたものです。私たち教師はICT機器とどのように向き合い、子どもたちの中に何をもたらすのか、本校の方向性を示す一冊です。


2013年9月15日
「教育課程論 (新・教職課程シリーズ)」
(田中智志・橋本美保 監修、山内紀幸 編著 一藝社)

本書は、「一藝社 新・教育課程シリーズ」全10巻の1冊として出版されたものです。また、本校の研究員が一部執筆し、山梨学院小の教育の様子も紹介されています。 教育課程とは、基本的に法令で定められているものですが、同時に、学校ごとに異なる情況に応じて具現化されるべきものでもあります。 本書は、教育課程の全体をわかりやすく示すことで、読者が「教育すること」を深く追求するための教科書となっています。


2010年4月10日
「学びを支える活動へ―存在論の深みから」
(田中智志編著、東信堂)

本校では「Less Teaching, More Learning」をキイワードに、一斉授業からプロジェクト型学習まで様々な種類の教育プログラムを充実・洗練してきました。本書は、平成20年~21 年度において、本校および本校学習カリキュラムセンターが行ってきた授業研究 を本校関係者によってまとめたものです。開校7年目を迎え、本校が目指してきた授業実践の一つの姿を提示しています。


2008年6月20日
「グローバルな学びへ ―協同と刷新の教育―」
(田中智志編著、東信堂)

本書では、これからますます広がる「グローバル社会」を生きるうえで必要な学び、教育を論じています。グローバル化の光と陰、肯定的な側面と否定的な側面、その両方に眼をくばりながら、現代の教育のあり方を考えてみました。
なお、本書は、学習カリキュラムセンターを中心に2007年から2008年にかけて行われた研究「グローバル化社会における初等教育プログラム開発」の成果をまとめたものです。

事業報告

平成28年11月25日(金)
文部科学省研究開発学校4年次研究発表会
(兼学習カリキュラムセンター研究大会)

〈主題〉
「新設教科「科学科」による科学的リテラシーの育成」
〈研究授業〉
授業1「新開発! 紙バネおもちゃ!! ~おもちゃの動きを決めているきまり~」
授業2「伝えあおう,科学の研究や技術の開発」
授業3「テーマ選択学習」
・インプット アウトプット講座
・富士川:石の旅 砂の旅講座
・土壌入門講座
・電気とくらし講座
〈授業対談〉
「公開授業から見た科学科の意義と課題」
対談者
森田 和良先生(筑波大学附属小学校副校長)
小林 祐一(本校教諭・研究主任)
倉島 徹生(本校教諭・授業1担当)
斎藤 由紀子(本校教諭・授業2担当)
樫原 伸介(本校教諭・授業3担当)
コメンテーター
橋本 美保 先生(東京学芸大学教授・本校学習カリキュラムセンター客員研究員)
〈パネルディスカッション〉
「『科学科』の提案とこれからの科学教育」
パネラー
日置 光久先生(東京大学大学院特任教授・前文部科学省初等中等教育局視学官・本校学習カリキュラムセンター客員研究員)
小倉 康先生(埼玉大学准教授・前国立教育政策研究所総括研究官)
熊野 善介先生(静岡大学創造科学技術大学院・大学院教育学研究科教授)
コメンテーター
田中 智志(東京大学大学院教授・本校教育顧問・本校学習カリキュラムセンター長)

※対談者・コメンテーター・パネラーの肩書は、平成28年11月25日現在のものです。

平成27年11月26日(土)
文部科学省研究開発学校3年次研究発表会
(兼学習カリキュラムセンター研究大会)

〈主題〉
「新設教科「科学科」による科学的リテラシーの育成」
〈研究授業〉
「自在に動け!モーターロボ!~制御に挑戦~」
「デジタルカメラの開発」
「テーマ選択学習」
・海の生態系講座
・マグマあつあつ火山講座
・バラバラ分解講座
・電気とくらし講座
〈研究発表〉
小林 祐一(本校教諭・研究主任)
〈パネルディスカッション〉
「科学教育の課題と展望」
パネラー
清原 洋一 先生(文部科学省初等中等教育局主任視学官)
猿田 祐嗣 先生(國學院大學教授・国立教育政策研究所名誉所員)
小林 祐一(本校教諭・研究主任)
コーディネーター
日置 光久 先生(東京大学大学院特任教授・前文部科学省初等中等教育局視学官)
コメンテーター
田中智志(東京大学大学院教授・本校教育顧問・本校学習カリキュラムセンター長)

平成26年8月27日(水)
学習カリキュラムセンター研究大会

〈講演会 演題〉
「自然から学び、科学的に考える21世紀型理科教育の展望」
〈講師〉
日置光久先生
〈ディスカッション〉
「これからの理科教育を考える」
〈パネラー〉
日置光久先生(東京大学特任教授)
山内紀幸(本校校長・山梨学院短期大学教授)
小林祐一(本校教諭・研究主任)
倉島徹生(本校教諭)
〈コーディネーター〉
田中智志(東京大学大学院教授・本校教育顧問・本校学習カリキュラムセンター長)

研究員

〈客員研究員〉

橋本美保 HASHIMOTO, Miho
(東京学芸大学教育学部教授)

松下良平 MATSUSHITA, Ryohei
(武庫川女子大学文学部教授)

松下佳代 MATSUSHITA, Kayo
(京都大学大学院教育学研究科教授)

山名淳 YAMANA, Jun
(東京大学大学院教育学研究科教授)

原和久 HARA, Kazuhisa
(都留文科大学文学部国際教育学科教授)

倉盛美穂子 KURAMORI, Mihoko
(日本女子体育大学体育学部子ども運動学科教授)

〈常任研究員〉

瀬端淳一郎 SEBATA, Junichiro
信州大学大学院教育学研究科修士課程修了。本校校長、山梨学院大学・短期大学兼任講師。
専門:教育方法学,社会科教育学。

樫原伸介 KASHIHARA, Shinsuke
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。本校教頭。
専門:教育哲学,教育社会学。

遠藤清香 ENDO, Sayaka
オハイオ州立大学大学院特殊教育・応用行動分析学専攻博士課程修了。博士(行動分析学)。臨床心理士。山梨学院短期大学准教授。
専門:行動分析学、特別支援教育。

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