各種研究指定

文部科学省研究開発学校指定(文部科学省)

この指定は、日本の次世代の教育のための新しい教育実践を研究するために、優れた先進的な教育研究を行う学校を文部科学大臣が選定するものです。

2013(平成25)年より4ヵ年
「小学生の『科学的リテラシー』育成を目指した新教科『科学科』における、教育課程、指導方法及び評価方法の研究開発」

本校では、2013年度より文部科学省の指定を受け(2016年度までの4か年)、「科学的リテラシー」の育成をめざすまったく新しい教科「科学科」を初等教育において創設し、その教育課程・指導方法および評価方法を確立すべく、研究開発を行っています。この成果は文部科学省における教育課程の改善に資する実証的資料として生かされることになります。
本校が研究開発を進める「科学科」について詳しくは科学科のページをご覧ください。

2006(平成18)年より3ヵ年
「小学校低学年の『生きる力』を育成する『アントレプレナー教育』の実践的な研究開発」

本校は、全国の小中高校で12件の新規指定校の中の一つに選ばれました。競争的な応募になってからは、私立小学校(単独)で全国初、山梨県初となる指定です。 「アントレプレナー教育」とは、起業家の立場で社会の仕組みや仕事の魅力を体感し、自分で自分の進路を切り開く力を育成しようという教育です。問題発見力・自己発見力・好奇心・チャレンジ精神・判断力・チームワーク力など社会生活に必要な力を育てようという新しい試みです。本校では、「ケーキ開発」「桃のPR作戦」「マーケット・ゲーム」などのオリジナル教育プログラムを開発し、それらの力の育成を行いました。


日本交響楽振興財団音楽教育モデル校指定(日本交響楽振興財団)

2010(平成22)年

日本交響楽振興財団より全国で2校のみ選ばれる「音楽教育モデル校」に指定されました。本校では、放課後のトワイライトスクールなどを通じ、約五分の一の児童が、ピアノ、ヴァイオリン、フルートなどの楽器を習い、また小学校では珍しい管弦楽団を編成しています。こうした音楽への取り組みが評価され、指定を受けました。1年間を通じて、山梨県民文化ホールと連携しながら、「小学校における音楽教育プログラム」を実施し、6回のワークショップでは、打楽器、金管楽器、弦楽器などのプロ演奏者による直接指導を受けたり、児童と一緒に楽器演奏を楽しんだりしました。また、2回のミニコンサート、東京ニューシティ管弦楽団による1回のホールコンサートの音楽鑑賞を行い、ライブの演奏に触れました。


ソニー子ども科学教育プログラム優秀校

科学が好きな子どもを育てる取り組みと実践プランが評価されました

本校は、日々の授業やプロジェクト活動、行事などにおいて、科学が好きな子どもを育てる取り組みを続けてきました。この実績と今後の実践プランを、日本の理科教育振興のために半世紀にわたって助成活動を行ってきた公益財団法人・ソニー教育財団に高く評価され、その結果、本校は全国200校以上の応募の中から「ソニー子ども科学教育プログラム優秀校」に選ばれています(2011年度、2012年度)。山梨県では初、また、全国の私立小学校においても初めてのことでした。


パナソニック教育実践研究助成

パナソニック教育財団より2021年度の実践研究助成の指定を受けました。今回は、研究テーマを「遠隔教育を日常的に実践可能にする環境整備と不登校児童へのハイブリット型指導の実践とその研究」と題し、サブテーマを「オンライン授業による個に対応した在宅支援と緊急事態(災害・感染症対策)時の学びの保障への転用と拡充」としています。本研究では、大規模な災害や感染症によるパンデミックが生じた場合のICTを活用した子どもたちへの“学びの保障”の在り方を研究します。また、時間と場所を超えて様々な地域の人々と共に学ぶことのできる「遠隔教育」を取り入れた実践についても研究していきます。これは、1人1台ずつ情報機器を持ち歩く次世代の教育現場に移行していくための基礎的な研究と整備にもつながる内容となっています。
本校では、これまでにも、子どもたちの言語力と表現力を育成することを目的としてマルチメディア技術を活用した「アニメーション映画制作」の教育実践や「ビジュアルメディアデザイン」等の実践を行ってきています。子どもたちがICT設備を使いこなし、映像表現作品やプロジェクションマッピングなどをつくりあげていくこうした活動は、パナソニック教育財団に認められ、2011年度・2013年度・2014年度・2015年度と全国400校以上の応募の中から同財団の助成校として選ばれています。同財団は、教育現場におけるICT環境の向上とICTを応用した授業の普及を応援する公益財団法人です。


パナソニック実践研究助成校

ICT設備を活用した「アニメーション映画製作」や「プロジェクションマッピングの制作」「ビジュアルメディアデザイン」を実践してきました

本校では、子どもたちの言語力と表現力を育成することを目的としてマルチメディア技術を活用した「アニメーション映画制作」の教育実践を行っています。子どもたちがICT設備を使いこなし、チームで1本のアニメーション映画をつくりあげていくこの活動は、パナソニック教育財団に認められ、2011年度と2013年度・2014年度・2015年度に全国400校以上の応募の中から同財団の助成校として選ばれています。同財団は、教育現場におけるICT環境の向上とICTを応用した授業の普及を応援する公益財団法人です。


東京大学海洋アライアンス
海洋教育カリキュラム開発プロジェクト学校指定

海洋教育カリキュラム開発学校に指定されました

東京大学海洋アライアンスによる「海洋教育カリキュラム開発プロジェクト実践校」として指定を受けました。海洋教育とは「海に親しむ」「海を知る」「海を利用する」「海を守る」という視点で、海洋環境の保全と開発に関する知識、技能、思考力、判断力、表現力の育成を目指しているものです。本校では、地域の川から駿河湾までの河川の水質調査を行い、その結果を分析する活動や山梨県の水産業の特色や海産物の流通について調査する活動を行います。また、上越・妙高地域を訪れ、関川がつなぐ山(笹ヶ峰)から海(直江津港)への水辺の調査を行い、水資源の循環の仕組みや生き物を通した川と海のつながりについて学習します。


金融教育研究指定校

この指定は、山梨県金融広報中央委員会より金融教育の研究実践を推進し、金融教育の充実を図り、その成果を広く公開し、金融教育の深化と普及に貢献することを目的としたものです。山梨学院小学校は、2021年4月から2023年3月までの2年間の研究指定を受けました。
金融教育は、お金や金融の様々な働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育だといえます。(引用:金融広報中央員会:金融教育プログラム【全面改訂版】)
本校は、これまでに金融教育の一部であるキャリア教育とも深く関係している『アントレプレナー教育』について文部科学省の研究指定を受けています。こうした、これまでの先進的な研究成果を活かし、子どもたちの生きる力を育むための金融教育の在り方を研究、実践していきます。

2022(令和4)年 金融教育公開授業
「金融教育の核としての学校教育の在り方に関する研究~学校,家庭,地域,関係機関が連携した金融教育の実践的な研究開発~」

本校では、2021年度より山梨県金融広報委員会の指定を受け(2022年度までの2ヵ年)、日本ではこれまで実施された前例のない教育週間「金融教育週間」の創設を目指して実践研究を進めてきました。その研究の成果を2022年10月15日に行った金融教育公開授業と研究発表にて示すことができました。本校が示した学校を中心に、家庭、地域、関係機関が連携した6学年分の指導計画とその実践事例は金融教育の更なる普及につながるものとして多くの方の注目を集めるものとなりました。

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